2023-05-21から1日間の記事一覧

天文宇宙検定2級ノート 5章コラム2

セファイド型変光星・・・星自身の半径が周期的に変動して明るさを変える脈動変光星の1つ。 太陽の質量より数倍大きな星がHR図上のせふぁいど不安定帯に入るとせふぁいど型変光星になる。 偏光周期は数日~200日で、変光幅は0.05~2等。絶対等級は-2~-7等…

天文宇宙検定2級ノート 5章4節

われらは星の子人間の体や地球を作っている元素は、以前どこかの星の核融合反応によってつくられ、それらが超新星爆発によって宇宙にまき散らされたもの。幾度も超新星爆発が起こり、次第に星間ガスに重元素が増え、2%まで増加した星間ガスが集まって太陽が…

天文宇宙検定2級ノート 5章3節

原始星・・・重力エネルギーで輝いている天体。主に赤外線で輝いている。 前主系列星から主系列星への進化経路 質量の大きな前主系列星ほど、短い時間で主系列星になる。 林トラックと林フェイズ HR頭上における前主系列星の進化経路で、太陽質量や賞質量の…

天文宇宙検定2級ノート 5章コラム1

色指数 星からの光は、星の表面温度によって、波長による強度の分布が違う。 光の強度が最も強くなる波長は、 B型(20000K)で145nmの紫外線領域 A型(10000K)で290nmの紫外線領域 G型(6000K)で480nmの緑色の領域 M型(3500K)で830nmの赤外線領域 と…

星の誕生・・・星自身のエネルギーで輝き始めたとき 星は、分子雲の密度の高い部分(分子コア)がガスの自己重力によって収縮し、周りのガスを重力でかき集めながら生まれる。 ガスが収縮すると、重力エネルギーが熱エネルギーに代わり星は赤外線領域で明る…

天文宇宙検定2級ノート 5章1節

質量光度関係・・・主系列星の光度Lは質量Mのおよそ3.5~4乗に比例する。 星の寿命・・・星の寿命τ=燃料である水素の量(質量Mが多いほど多く存在する)をその消費率(光度Lが明るいほど多く消費する)で割ることによって計算できる。 太陽をと同じ質量の星…

天文宇宙検定2級ノート 5章0節

星の一生 太陽質量の0.08倍以下 原始星→褐色矮星 太陽質量の0.08倍~0.46倍 原始星→主系列星→白色矮星 太陽質量の0.46倍~8倍 原始星→主系列星→赤色巨星→惑星状星雲→白色矮星 太陽質量の8倍~30~40倍 原始星→主系列星→赤色超巨星→超新星爆発→中性子星 太陽質…

天文宇宙検定2級ノート 4章コラム

変光星・・・我々が観測できる間に、明るさが変わる星をいう。全天で3万個以上発見されている。 変光の原因は、「星の存在形態」と「星の進化段階」の2種類に分類される。 最初に発見された変光星は1596年のクジラ座ο星「ミラ」(ラテン語でびっくりという意…

天文宇宙検定2級ノート 4章4節

HR図(ヘルツシュプルング・ラッセル図)・・・星の光度と温度を軸とした図。 以下の4つのグループに分類される。 主系列星・・・高温で明るい星から、低温で暗い星までが並ぶ。温度が低いほど質量が小さく、数が多い。 赤色巨星・・・明るいが温度は低い天…

天文宇宙検定2級ノート 4章3節

スペクトル・・・光を波長ごとの強さ(明るさ)で表したもの。 スペクトル研究 1666年 アイザック・ニュートンが、多くの色の光が混ざって白色の太陽光になっていることを証明した。 150年後 ヨゼフ・フォン・フラウンホーファーは太陽スペクトルの中に574本…