天文宇宙検定2級ノート 4章4節

HR図ヘルツシュプルング・ラッセル図)・・・星の光度と温度を軸とした図。

以下の4つのグループに分類される。

主系列星・・・高温で明るい星から、低温で暗い星までが並ぶ。温度が低いほど質量が小さく、数が多い。

赤色巨星・・・明るいが温度は低い天体。

白色矮星・・・温度は高いが暗い天体。

褐色矮星・・・白色矮星と同程度の明るさで、低温、低質量。惑星質量天体と合わせて超低質量天体と呼ばれる。核融合反応を安定して起こせず、収縮による重力エネルギーによって輝く。

 

主系列性の光度Lは、表面温度Tのおよそ8乗に比例する。(L=定数×T⁸)

ステファン・ボルツマンの法則・・・星の光度Lは、表面温度Tの4乗と表面積の積で表される。(L=4πr²σT⁴)σは定数。

光度に約10等(1万倍)の差がある、同じ温度の主系列星赤色巨星を比べると、

主系列星の光度を1とすると赤色巨星の光度L=10000

10000=4πr²σ1となり、r=100

赤色巨星の半径は主系列星の100倍、表面積は1万倍となる。