天文宇宙検定2級ノート 3章1節

惑星・・・英語でPlanet。ギリシャ語で「さまよう人」を意味するplanetesからきている。星座の中をさまようように見えることから。

 

惑星の動き・・・順行→留→逆行→留→順行

順行・・・太陽系の惑星は太陽の周りを皆同じ向きに公転している。そのため地球から見ると、西から東に移動していく。これを順行という。

逆行・・・地球も公転しているため、内惑星は時々地球を追い抜き、外惑星は地球に追い抜かれる。その様子を地球から見ると、東へ移動していた惑星が西へ戻るように見える。これを逆行という。

・・・順行から逆行、逆光から順行に変わる時を留という。

 

水・金・火・木・土星の動き

水星・・・太陽に近く公転周期が短いため、日々大きく移動する。1、2か月ごとに西方最大離角・東方最大離角を迎えるので、そのたびに明け方の東の空、夕方の西の空に見られる。

金星・・・水星ほど動きは早くない。宵の明星として夕方の西の空に見えていたかと思うと、数か月後には明けの明星として明け方の東の空に移動している。

火星・・・地球に近いため、約2年2か月ごとの地球との接近のときには動きの変化が大きい。接近の前後(衝のころ)約2か月間は夜空を逆行している様子が見られる。

木星・・・黄道十二星座の中を1年に1つずつ移動し、12年かけて一周する。12年で一回りすることから、中国では都市を表す星という意味の「歳星」と呼ばれていた。

土星・・・約30年かけて黄道12星座を一周する。一つの星座を2年くらいかけて移動するので、何年間か続けて同じ季節に見られる。

 

惑星の見え方

見ごろ

内惑星・・・太陽が地平線の下にある時(日の出前か日の入り後)に見られる。西方最大離角、東方最大離角の頃が見ごろ。

外惑星・・・衝のときに真夜中に南中し一晩中見えるので、衝の前後数カ月間が見やすい。

明るさ

内惑星・・・水星は地球から一番遠い外合の頃が満月状態となり最も明るい。(ただし太陽に近いので観察できない。)

金星は内合と外合で地球からの距離が大きく異なる。内合前後の方が明るく見える。ただし内合のときは新月と同じようにみることができない。最大光度となるのは内合と最大離角の中間くらいで太めの三日月形の頃。

外惑星・・・地球に一番近い衝の頃が一番明るい。

 

・・・外惑星が地球を挟んで太陽と正反対の位置にあるとき

・・・惑星が地球から見て太陽と同じ方向にある時。内惑星は太陽の向こう側にある外合と、太陽の手前にある内合がある。いずれも太陽と同じ方向にあるため惑星を見ることはできない。

東矩・西矩・・・地球から見て外惑星が太陽から東側に90°離れて見えるときを東矩、西に90°離れて見えるときを西矩という。外惑星は東矩のころ夕方に南中し、西矩のころ明け方に南中する。

東方最大離角・西方最大離角・・・地球から見て内惑星が太陽から最も離れたとき。太陽に対して東側に最も離れたときを東方最大離角といい、日の入り後の西の空で内惑星が見える。西に最も離れたときを西方最大離角といい、日の出前の東の空で見える。

水星の最大離角は18°~27°、金星は45°~47°の範囲で変化する。最大離角の頃の内惑星は、太陽光が真横からあたって見えるので、半月状にかけている。