【星の学習】地球が丸い根拠は何か
地球が丸いのは、写真を見れば分かる当たり前のことです。
でも、日々の生活の中で地球が丸いと感じることはほとんどありません。地面は平らだと感じるのが普通でしょう。
地球の姿を知ってしまった今、改めて地球が丸い根拠をまとめます。
根拠① 水平線の向こうからやってくる船は帆の上から見え始めること
ちなみに水平線までの距離をx、地球の半径をr、視線の高さをhとすると、
(r+h)²=r²+x²の式が成り立ち、水平線までの距離を求めることができます。 ピタゴラスの定理(三平方の定理)
根拠② 月食のとき、月に映る地球の影が常に円形に見えること
どの方向から見ても影が丸くなる=球体だということが分かります。
根拠③ 見える天体の高度が場所によって異なること
もし地球が平らなら、地球上のどこにいても太陽や星が同じ高さに見えるはず。地球が丸いため、場所によって見える高さが異なるのです。
この原理を利用して紀元前3世紀に地球の大きさを測定した人物がエラトステネスです。
伊能忠敬が日本地図を作製した最初の動機も、江戸と蝦夷地での北極星の見える角度の違いから、地球の大きさを測定したいと思ったためです。
根拠④ マゼラン艦隊が世界一周を実現したこと
1519年9月、に出航したマゼラン艦隊は、南米の南端に海峡(マゼラン海峡)を発見し、太平洋に進出しました。
北極星が見えない南半球の公開では、夜空に見える星雲(マゼラン星雲)を頼りに航海したそうです。
根拠⑤ 人工衛星によって撮影された地球が丸いこと
いまや地球が丸いことは疑いようがなくなりました。
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